2011年3月23日水曜日

『ファンタシースターポータブル2』の一大イベント“リトルウィンググランプリ”開幕

●東京を皮切りに全国5ヵ所で開催
 セガのPSP(プレイステーション?ポータブル)用ソフト『ファンタシースターポータブル2』の公式大会、“全国ファン感謝祭2010 リトルウィンググランプリ”東京予選が、2010年1月15日に東京ファッションタウンホールで開催された。2010年3月3日に都内で行われる決勝大会進出者を決めるために行われるこのエリア予選は、東京のほかに大阪、福岡、名古屋、札幌の全国5地区で実施。ふたりひと組のタッグによるタイムアタック大会に加えて、今回の東京予選ではクリエーター陣やゲストを招いてのステージも行われるなど、大会の幕開けにふさわしい盛りだくさんの内容となった。大会参加者は事前エントリーの当選者に、当日参加枠を加えた52組102名。会場には午後1時のイベント開始まえから、当日参加枠を狙う人と観戦希望者で数百人規模の大行列が発生し、同作が高い支持を得ているがうかがえる盛況ぶり。

 予選大会は第1ラウンド、第2ラウンド、決勝ラウンドの3部構成。挑戦するミッションはグランプリのために用意された専用のもので、決勝ラウンド以外の概要は公式サイトにて一部公開されているが、実際にプレイするのは全員今回が初めて。フェアーな状態でプレイの腕前を競うことができたのだ。第1ラウンドと第2ラウンドは、ともに廃墟ステージの1ブロックを走破するまでのタイムアタックで、モンスターは“ゴ?ヴァーラ”4体と“アスターク”2体、そしてボスモンスターに“ファズンタル?セグンタル”が登場。全員が完全に初プレイとなった第1ラウンドだったが、やはり腕に自信のあるプレイヤーたちが揃っているだけあって非常にハイレベル。解説を担当したプロデューサーの酒井智史氏も「想像していた以上」とコメントし、T隊長”ことシニアプロデューサーの寺田貴治氏、“ライトニング菅沼”ことメインプランナーの菅沼裕とともに、華麗なプレイに見入っていた。

 第2ラウンドへ進んだのは、クリアータイムが早かった上位25組。クリアータイム5分あたりが進出のボーダーラインとなっていた。しかし、さきほどとまったく同じミッションを使用して行われた第2ラウンドでは、このボーダーラインが一気に上昇。第1ランドでは数組しかいなかったクリアータイム3分台が続出することに。また、参加者の中にも余裕が生まれたのか、特定の行動に対して自動的にメッセージを表示する“オートワード”を使った、魅せるプレイも出るようになっていた。そして最終的に第2ラウンドで上位10組にまで絞られ、いよいよ大会は大詰めを迎える。

 緊迫感のある戦いが続くなか、決勝ラウンドのまえにはステージイベントも実施。酒井プロデューサーにそっくりな“ドラゴンサカーイ”とT隊長、ライトニング菅沼、そしてタレントの能登有紗、ゲームで“ハル”役を演じた小倉唯という、公式サイトで配信中の情報番組“Fun!Fan!ファンタシースターポータブル2”でおなじみの顔ぶれが登場し、“ミニリトルウィンググランプリ”と題したタイムアタックを行ったのだ。各自、観戦者の中から相方をひとり選び、タッグで第1?2ラウンドにて使用した廃墟ステージに挑戦。ちなみに小倉は初心者ということで、特別にライトニング菅沼とコンビを組むことになり、計4チームでの勝負となった。立ち回りはいずれのチームも非常にハイレベルで……とは行かず、それなりのレベルで競い合うことに。しかし小倉をしっかりサポートするライトニング菅沼のダンディズム、能登が無事にミッションをクリアーするというミラクル(?)など、見どころは盛りだくさん。優勝したのはT隊長のチームで、記念として酒井プロデューサーよりレアグッズの詰め合わせが贈呈された。

 そのほか、大会の中では酒井プロデューサーから複数の告知も行われた。まず、ゲーム内アイテムでコラボを行っているファンタから、新商品“ファンタ フルーツパンチ”が2010年1月18日より期間限定で販売されることを紹介。こちらは来場した人全員に配布され、発売に先駆けてその味を楽しむことができた。続いては、PC版『ファンタシースターユニバース イルミナスの野望』の新情報。酒井氏によれば、2010年2月に実施される大幅アップデートでは200種類以上のアイテムが追加となり、そのなかには『ファンタシースターポータブル2』および『ファンタシースターZERO』のアイテムも含まれているそうだ。さらに、『ファンタシースターポータブル』で好評だった称号システムを搭載。2010年3月からは基本プレイ料金が無料になるとのことだ。

 リトルウィンググランプリに関してうれしい情報も。参加希望者が多数のため急遽当日参加枠も設けられた本大会だが、さらに東京大会を週刊ファミ通の協力でもうひとつ開催することが決定したのだ。実施は2010年2月28日で、場所は未定。エントリー方法は酒井氏いわく「作品への強い愛があれば参加できるような、いままでとは違う形にしようと思います」とのことで、単純な抽選ではない模様。詳細については後日公式サイトなどで発表予定となっている。

 ステージ、告知を挟んでいよいよスタートした決勝ラウンドは洞窟が舞台。“ポイゾナスリリー”、“パルシャーク”、“ナノノドラゴン”といった強敵を倒したあとには、『ファンタシースター』シリーズを象徴するモンスターとも言える“ドラゴン”が待ち受ける、決勝にふさわしいミッションとなっていた。大会前夜に行ったスタッフのチャレンジでは、平均クリアータイムが6分?6分50秒。しかし、ここまで勝ち残ったツワモノだけあって多くはそれを大きく上回る記録を残すことに。

 上位3名が全国への切符を手に入れられる決勝ラウンド。大接戦を見事制して勝ち残ったのは、クリアータイム5分22秒を記録した“ベルリルチーム”と、5分21秒の“怪物兵団”チーム、そして5分16秒の“仮面ハンターW”チーム。なかには『ファンタシースター オンライン』を通じて知り合ったチームもあり、長い時間をかけて築かれた確かなコンビネーションが今回の結果につながったようだ。

 イベントの最後には解説陣3名から来場者およびファンに向けたメッセージも。「みなさんをいかに楽しませるかを考えてゲームを作っていますが、今日は逆に僕たちが楽しませてもらいました」と菅沼氏。寺田氏は「皆さんの力もあってすばらしい大会になったと思います。今日のことを私は忘れませんし、皆さんも思い出のひとつにしてもらえればうれしいです」とコメントした。最後に話した酒井氏は、感激で溢れそうになる涙をこらえ、言葉につまりながらつぎのように語り、リトルウィンググランプリの東京予選は終了となった。

「リアルイベントをやりたいと以前からずっと思っていて、今日、皆さんのプレイを見ることができて本当に力をもいました。『ファンタシースター』は皆さんとともに歩んできたシリーズですから、このイベントももっと成長していけたらいいなと思います。今年は『ファンタシースター オンライン』も10周年を迎えますから、シリーズのさらなる展開に期待してください!」(酒井)


※『ファンタシースターポータブル2』の公式サイトはこちら
phantasystar.sega.jp/psp2/



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引用元:マスターオブエピック(Master of Epic) 専門サイト

2011年3月11日金曜日

『ファイナルファンタジーXIII』北米で100万本を突破…発売5日間で

スクウェア?エニックスの現地法人は、9日に北米で発売したプレイステーション3/Xbox 360向け『ファイナルファンタジーXIII』について、発売から5日間で100万本の販売を達成したと発表しました。

今回、初めてXbox 360でも発売される最新作。スクウェア?エニックスでは海外展開に大きな力を注いでいて、北米での発売に先立ち、サンフランシスコでは世界中のメディアを集めたロンチパーティも開催されました。

同社は北米と欧州で9日に同時発売したのに合わせて、全世界の出荷本数が500万本となったと発表していますが、国内での販売本数は約200万本で、北米で既に100万本ということで、順調に販売が進んでいることを伺わせます。

Metacriticのスコアも82点となって、まずまずの評価のようです。

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引用元:Final Fantasy XIV|14 総合情報サイト